久々にテレビを観た

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5日に「相棒」ってやつを観た。わたしはいつも時代に乗り遅れる。DVDでBOXになり、みんながすっかり飽きてしまった頃に、ハマる。木更津キャッツアイ、然り、ロマン飛行然り。そういうのが、たっくさんある。で、久々にテレビを観てやってたのが、これ。なんだこれ、おもしろいぞ。
一番うおおおっ ってなったのは、最後の方でチェスの駒を動かすシーン。高校生の頃「ボビーフィッシャーを探して」という映画を観て「チェスってかっこいい!!」と、自分がチェスをやるわけではなく、チェスをする人を好きになった。ちなみにボビーフィッシャーは実在の人物で、今も生きてる。
「誰がこの事件の鍵を握ってるかがわかった」と云うようなシーンがあって、そこで動かされたのがナイト(馬の形の駒)。ナイトでチェックメイト。このシーンだけで、誰が主要人物かが分かった。
すごい上手な象徴的シーン。あ、あの人が社長を殺すんだ! って、わかった。
チェスの駒にはキング=王様、クィーン=女王、ポーン=兵隊、ルーク=城、ビショップ=法王とか、坊主とかそういうのだったとおもう、んで、ナイト=騎士がある。
キングを取れば、チェックメイトでゲーム終了。ヨーロッパの騎士というのは、契約で王に仕えている。日本の戦国時代のように、人情や「いざ鎌倉」的発想はない。あくまで「契約」なのだ。そういう意味では、ガードマンという意味合いになる。
キング、クィーン、ポーンはルークの中で、王と共にあるべきもの。ビショップは、王の庇護下にあるもの。騎士は、王に請われて王を守るもの。
社長と一見脇役のガードマンと刑事二人。そして、その回の殺され役2名。主立った登場人物はこれくらい。
チェスのシーンが出てきて、ナイトがチェックメイト。ガードマンが、社長を狙ってる。すぐにCFになり、ガードマンが車で地下の車庫に入ってくるシーンから始まった。うわっ、やっぱり。すごい、すごいカッコイイ。
この脚本書いてる人、いいな。渋いよこの演出。ガラスの駒ってのも、良い。まだDVDになっていないらしい。わたしにしては、かなり早く知ったほう。良い傾向。