メールの受信簿を見て声が出た日

メールチェックをすると、見覚えのある名前。「鈴木」(仮名)

きゃああああああっ。ひいいいいいいいいっっっ。
「なにごとですかー?」
わかが部屋に入ってきて、私はPCのモニターを指し、こ、これ、○○社(某大手出版社)の鈴木さんからのメール。
「ああ、あの部長さん?」
そうそう。あの部長の鈴木さん。どうしよう。見ないで捨てようか。
「あほか。ちゃんと読み。ほら。・・・・・ ほらー、見てみ、書けたらもっておいでって書いてあるで。あんたが腐っててもたくさんの人が待ってくれてるんやで。はよ書け」
ちょっとうるうるしてしまった。この鈴木さんは、マジで洒落になってない大手出版社のある文庫部署の部長さん。Nさんとは昔一緒に仕事をした仲で、Nさんがコラムを書き、鈴木さんが担当の編集をしていたらしい。当時は黄金コンビという陳腐な名称で呼ばれていたほどの名コンビだったそうだ。Nさんが目をかける、それはつまり、鈴木さんも楽しみにしている、ということになる。
ああ、覚えててくれたんだ。わざわざこんなメールをくれるほど気にかけていてくれたんだ、と思ったら舞い上がってしまった。
嬉しいな。しっかりやろぉ。ちゃんと見ててくれる人が、こんなにいる。ありたがい。

ちなみに、私が最近ハマっていた某シリーズはこの鈴木さんの部署から出てる作品だ。それに気づいたときに思った。「くそっ。ただでもらえたのにっ!!!」(人の使い方間違ってる