便利だ

わかが、最近あたしの質問責めによりすごい言語感覚を見せつけてくれている。
「おりえって、どんな人間だと思う?」
「無駄試合が多い人」
爆笑。
列挙に暇がないほどの名言の数々。あたしの負けず嫌いの凄まじさをよく知ってるからこそ出てくる言葉に感動。そして、爆笑。
わかから出てくる言葉は、すごくわかりやすい。Nさんに何か云われても理解できなかったことを、わかが別の形にかみ砕いてくれたりする。はっと気づき、「Nさんにこんなこと云われたんだけど、今わかが云ったことと同じかな」と。
Nさんは、どうしても、あたしよりも遥かに上にいる。わかは同列だ。同じ目線から出てきた言葉はわかりやすい。
あたしが先日、とても煩わしい相手と電話で話しているのを横で聞いていたわかが云った。
「あんた、相手に理解させようと思ってないやろ」
すばらしい。思ってないよ。だって絶対に理解できないもん。彼女があたしの云うことを理解できるようになったら、逆に今の言い方で伝わるはずだしね。理解させるきなんてねーよ。端から諦めてるんだから。あたしが相手をしているという現実だけが、彼女には大切だから。それで良いの。CPUが違うんだから処理できないよ、あの子には。
「ほんまいつか刺されるわ。頼むから家の住所とかは教えないでね。間違えて刺されるのイヤやから」
うーん。わかが間違えて刺される。大いにありそうだ。ふふふ。それはそれで、笑えるからありだな。

おりえを本当に苦しめようと思ったら、良い方法があるから相談においで、とわかちゃんが申しておりました。私に恨みのある数多くの人が、わかのところに相談にいったら・・・ えらいことになるんだろうな、と思うとそれはそれでまた楽しい。
彼女のおりえ苦しめ作戦を少し聞いたのですが。すごい威力がありました。あたし、絶対になんでも云うこと聞くわ、それ。と。すごいぞワカコ。こいつ早い目に潰しておこう。そう思いました。今日はいいお天気。