脳内整理2

人間の行動は、常に「自己の利益の追求」で説明することができる。もしくは、もっと厳密にいうと、自分の遺伝子の存続にかけて、説明することができるのではないか、と考えている。
少し前に、遺伝子学で、セルフィッシュジーン(利己的な遺伝子)という説がもてはやされた。私はこの説が出たときに、感動した。これだ、これがほしかったんだ。私の今までの経験から培ってきた、人間の行動パターンの体系を、簡単に言ってしまうと、人間は常に自己の利益を追求して生きている、ということだった。今私がここで書き出そうとしているのは、今まで私の脳内で行っていた、人間の行動パターンの組み合わせを一般化して体系化する作業だ。
人には、一定の心理的な傾向がある。Aという行動パターンを示す人は、αという事態に陥った場合、必ずXという行動パターンを示す。心理学的な要因は多いが、心理学は退屈で、経験から体系を作り、目で見たことしか信じない私には、意味をなさなかった。あくまで、感情と行動の関連性、ある性質を持った人間の一定の行動パターンを体系化したい。
参考文献になるのは、ゲーム理論や進化論、遺伝子学の系統の書籍になる。