最近の動向


実はいろいろあって、進んでいない。
あたしが吹っ切ればすべては丸くおさまるのだけれど。

わたしの業の深さというか・・・ 人間の性というか・・・

そういうものに今抗おうとしていて、ぺちゃんこになってる。

精神的に疲れてるとか、そういうことはないんだけどね。
人は一人では生きてはいけなくて、どこかで自分を受け入れてくれる存在を探そうとする。わたしは、そういう存在に選ばれやすい性質を持っているらしい。
わたしの中にあるそういう性質が、無意識のうちに他者の渇望度数に比例して強烈な反応を示し、見事な化学反応を起こす。
わたしの気付かないうちに。

気付くともう、受け入れるしかない状況になっていて。
受け入れるのがツライんじゃない。いくらでも来れば良い。
ただ、人は一方的に愛し続けるってことができないようで。わたしを愛したら、それ以上の愛情を望もうとする。そこが大変だ。
同じくらい だったらまだ可能かもしれない。けれど、自分の方が余分に愛されたい。それが本音なのだ。本音は、見える。ひしひしと伝わってきて、その場限りでならいくらでも注いであげられるんだけど、離れてしまうと、わたしも忙しい。そればっかり構っていられない。

どうして一方的に愛情を注ぎ続けていられないのだろう。
答えは簡単だった。愛されたいから愛してる。だから一方的に注ぐことができないのだ。
どうしてこんなに愛してるのに愛してくれないの? こんなに尽くしてるのに・・・
てめーで勝手に尽くすって決めてやってんだから強要すんなよと怒鳴ってやりたいところだけれども、可哀相なおりえちゃんはその裏側にある弱さを先に見てしまう。
弱いんだなぁ、この人も。寂しいんだなぁ、きっと。
そんなことをふとおもってしまうと、最期だ。
また体内にある業の深い物質が勝手に反応して、言葉がポロポロと出てくる。それはいつも相手が一番欲しがっていた言葉で、さらに欲しがっていた温もりがわたしの手のひらに乗る。それを少しずつ相手に注いでしまう。

どうして愛するだけじゃダメなの? どうして受け入れてほしいと望むの? 良いじゃない、一方的に注ぐ気持でも。あたしは、してるよ。一方的に注いで、見返りなんて何もない。自分の気持に正直になったら、好きなものは好きなんだもん。そこに相手の気持なんてない。本当に相手のことが好きで大切なら、そこに自分は介在しなくて良いんじゃねーの?
求めることは悪いことじゃない。けれど、究極は、そこじゃない。

ずっと一人の人間だった人が、ある日男になってしまう。
わたしはそういうのにうんざりしていたんだけど。
逃れられないものって、あるのだね。

繰り返すってことは、克服していないからだ。
どうすれば良い。どう克服すれば良い。
わたしの中に棲む小さいおりえちゃんが、また半端な自己犠牲を望んで泣いてる。

あたしは泣いてないんだけどね。