蹴落とす

誰かを蹴落とさないといけない。よく、そういうことを云われる。すごく、いやだ。だからわたしは、書いて生きて行きたい。
教師になろうとおもったら、教師になれる絶対数が決まってる。3人の枠で4人同じ点数を取れても、誰か一人は落とされる。そこには、競争が存在する。
物書きは、100人が100点取れたら、100人が物書きになれるのだ。簡単だ。誰かよりも上になる必要はない。自分の求めるものだけを追いかければ良いのだ。とても、簡単だ。教師になるより、簡単だ。客は、Aのファンであっても、Bの作品も読む。それが、物書きの世界だ。自分の理想だけ追求していれば良い。
周囲を意識しなくていい世界。とてもわたしに合ってる。
誰も憎まなくて良い。誰のことも気にしなくて良い。勝たなくて良いし、蹴落とさなくて良い。みんな、なれるのだ。
今日、Nさんに会ってきた。わたしのお気に入りの田園調布駅前に新しくできた和風茶やに行き、いつもの白玉汁粉をおいしく食べながら、Nさんと新年から始まる企画の話をしていた。
読んでもらう充てもなく書き続けてる人がいる。ダンボールいっぱいに作品を溜めて、気分だけ作家。技術があって、ぱくりがうまくて、けれど、センスがないから作品がティッシュほどの役にも立たない。そんな人間がどれだけいるとおもってるんだ。
延々説教される。
おまえは首都高速や国道の渋滞を眺めながらプライベートジェットに乗ってるようなもんやぞ。
んー、うまいこと云う。たしかにそうだ。
プライベートジェット。すばらしい例えだ。
今日はかなり反省した。良いことがあったので気分は高笑いだが、反省もした。ちゃんとやります。ごめんなさい。