いやになるな

今日は911だったんだね。
本当に笑えない事件だった。
小さい頃、私は似非共産主義者だった。4歳くらいから、漠然と考えていた。
「どうして地球から取れたものに人間がお金を払うのだろう」と。
木は、山に繁っていて。気の所有者は山であり大地であり地球なのに、なぜ人間が所有権を主張するのだろう、と考えていたのだ。食べるものも、そう。そこに労働賃金って考えはなく、ただ漠然と、どうして地球にあるものをみんなで分けて食べたり使ったりしないんだろう。どうして所有権を主張する者にお金を支払うのだろう。みんなで分け合って、みんなで協力しあえば国境なんていらないし、戦争だってないのに。
そんなことを本気で思っていた。きっと、紙は木でできてるって父親に教わってから考え始めたんだろうな。身近な4歳の餓鬼がこんなこと考えてたら、すごい気持ち悪いけど。
911って、本当に、とんでもない事件だったと思う。くり返してほしくないし、戦争やテロは仕方ないって思う自分もいるけれども、あまりにも悲しいしいたたまれない。遺族の気持も、それで奪われた命も、一つ一つが、あまりに大きい。
どうして、互いが互いを尊重しあって認め合って存在していけないのだろう。こんなこと本気で思ってるから、甘いって云われるんだろうけれど。じゃあどうすれば良いのかと問われたら、分からない。世界中の人を一人一人説得して歩いて効果があるのなら、やりたいくらいだ。けれど、人間の欲はそんな辻説法じゃおさまらない。
テレビで見ただけだけれども。飛行機が突っ込んで行ったあのシーン、きっと一生忘れられないんだろうな。
ご冥福は祈りません。テロを起こした者、テロを引き起こす現況を作ったものの夢枕に立って呪ってやってください。そしてこんな事件ができるだけ少なくなるように。遺族には小さい子供だっているんだ。子供から親を奪う権利なんて、誰にもないのだから。