無償の奉仕精神

私には「無償の奉仕精神」なんてものがあると多くの人が云う。確かにある。何も期待していないんだ。この人が喜んだらいいなとは思うけれども、その人が私を喜ばせることなんてできやしない、そう思ってる。なんて不遜な性格。でも事実だから仕方ない。
尽くすと云われても、そんなつもりはない。ただ、期待してない信用してないだけだ。やりたいからやってる。でも相手が何かを齎してくれるなんて期待はこれっぽっちもない。そんな期待を抱かせてくれる人には、私は多分に期待する。期待に応えてくれる人がいる。そういう人は、身近な存在になる。私が甘えられる人になる。でも、多くの人は、期待しても失望しか生まない。期待するのは私の勝手で勝手にまた失望してるんだからいい迷惑だ。でも、残念に思ってしまう気持は拭えない。沸き起こってくる感情なんだからどうしようもない。それがしんどいから期待しない。他人を信じてないないだけなのに。ものは云いようだなぁと思う。期待しないで自分が笑えるように生きてるだけで「奉仕精神」という高尚な文句を使ってもらえる。世の中ってうまくできてる。