嫌になるくらい続く私の押しつけがましい見解

要するに、進化のお話は、遺伝子レベルなんですよーということだ。そんだけ分かってくれたら、良い。そして、利己的な遺伝子ってのは、肉体っていうのは遺伝子の乗り物という役割をしているのですよ、ってお話だ。遺伝子は、たとえば、人間の肉体を、乗り物だと考えている。遺伝子は常に自分の複製・コピーを保存するために働くので、肉体に繁殖行為をさせて、自分のコピーを作る。作ったコピーを育ててまた次の乗り物に移しかえないといけないから、遺伝子は親に子供を大切にさせる。親が子を大切にするのは、そういうことだ。より効率よく自分のコピーを残していくために、遺伝子は動く。ここで有性生殖の意義意義とかにかぶれて、私はもう帰れないところに行ってしまった時期があったのだが、それはまた後に。

そこで、私は大げさに、捉えた。遺伝子レベルで利己的に動いている。自分の存続を考えて動いているのだから、遺伝子に操縦されている人間自身が、自己の存続を一番に考えるのは当然じゃないか! と。遺伝子が自分のコピーをより多く効率的に残すことを考えるのなら、それに支配されている肉体を持つ人間は、まず遺伝子を保存するために自分を守るのが当然だ、と考えたのだ。そう考えると、いろんな人の行動がすっきりする。
私は勝手に、この利己的な遺伝子という説を人間の行動学にまでもってきてしまった。なんの科学的根拠もない。でも、私の今までの経験が裏付けてくれる。これは、かなり、便利な説だ。
遺伝子がまず自分の保存を最優先させて、乗り物(肉体)を操縦しているんだって考えると、人間の行動も頷けることが多くなる。哲学では、人間の本質が利他的か利己的かで派閥ができるくらい揉めてるけれども、私は断然利己的だ、と考える。自分が一番可愛いんだよ、そこにプライドとか意地とか、人間にはそういうややこいしい性質が絡んでくるから話が複雑になるんだ。でも根本は一つ。利己的な人間しか、いない。
と、ここまで書いて読み直したが、さっぱり意味が分からない。酔ってるから字がちゃんと読めない。大変だ、天井が回ってる。