「波止場 ON THE WATERFRONT」

カッコイイぞマーロンブランド。

メイキングを見てびっくりした。
波止場にいた労働者はほとんどが、本物の現地の人だったらしい。現場があまりにも寒くて俳優がエキストラに来てくれなかったそうだ。そこでカザンが「来てくれるなら誰でも良い」と言い切ったところ、集まってきたのが、本当に波止場で働く労働者たちだったとのこと。
これが作り話なら最高なんだけれども、メイキングで云ってるくらいだから本当なんだろうな。

ストーリーはいたってシンプル。波止場で行われてる不正を暴いていく過程で、主人公の心がどんどん変化していくという、今どきどこにでもある話だ。

なぜこれが有名な映画なのか、正直分からないくらい何の変哲もない物語なのだが、きっと当時は凄かったんだろうな。

ただ、俳優が、良い。
昔の映画って、本当に俳優が美しい。
顔だちがキレイだとか、身のこなしがおしゃれだとか、そういうことでなくて、「生きてる」というより「活きてる」といった感じがする。

師匠に全然連絡を入れてなかったら、やっぱりメールが来た。
「ちゃんと映画見てるか? 本読んでるか? 書いてるか?」
怖い。怖いよぉ。