証券マンと公認会計士と編集のプロと、小娘

師N氏が、今手がけている原稿の書き手である元証券マンと、帰って来て検索したらえらいすごい人だったんだってことが分かった会計士と、編集である師匠Nさんの打ち合わせしているところにお邪魔してきた。3人で作ろうとしている本のターゲットが投資素人の30前後の女性だということで、原稿を読んだ感想を聞かせてくれとのこと。
3人とも男性なので、何かがずれてる。ずっと違和感があった。しばらく話していて、分かった。「あのね、30前後のお金持ってる既婚女性が長期スパンでお金の運営を考えるなら、その使途目的は、子供の学費ですよ? 年金は、その後だと思うんですけど。学費って言葉を入れる方が、ターゲットには魅力あると思うんですけどね」。思い切って、発言してみたら、みんなが一斉に私を見た。そして書き手が云った。「え。そうなの?」。独身女性ならまだしも、既婚女性なら、とっくに子供がいる。あたしの年齢だったら、長期で貯めておきたいお金は老後じゃなくて、子供の学費だろ。どう考えても。女の立場からしたら・・・
・最低100万。できたら300万以上のお金を資金として出せる人
ってのがターゲットになってる。それなら、一番手頃なのは、離婚して慰謝料をもらったばかりで、手に職を持ってて自分で生活費くらいは稼げる女性だ。そういう人がお金を貯めたいとすれば、老後ではなく絶対に子供の将来の学費だ。そこを狙うのはどうですかね、と。おこがましくも申し上げると、えらく誉められたので嬉しかった。
今日、しゃべったのは、ほぼそれだけだ。あと自己紹介したのと、帰り際に挨拶したのと。良い時間だった。
異業種の人はおもしろかった。でも、出てくる金額が100億とかなので、わけが分からなかった。