今日のわたくし

台風の中、自転車を買ったら絶対に入院する事故にあうような気がして、自粛。今日は心まで虫干ししてくれるようなお天気で嬉しくて、ジャスコに自転車を買いに行った。
歩いて7分くらいだよ、と云われていたジャスコは徒歩20分の距離にあって、ジャスコというよりもイズミヤだった。私はイズミヤとかダイエーみたいなお店が大好きだ。意味もなく遊びに行ってしまう。大阪の上新庄に住んでいた頃は、ほとんど毎日遊びに行っていた。なんだか、楽しいのだ。ジャスコで自転車を見て、ピンクの変速の付いてるのを購入。ワカのも買ってあげようと電話したんだけど、出ないので無視。購入して自転車に跨がるなり、ワカから電話があった。「なんのよう?」「オリエね、自転車買ったよー」「は? なんのために?」「イロイロお出かけするためにー」「あんた自転車なんか乗れるん?」「乗れると思うよ」「こないだ買ったオレンジのも乗ってなかったやん」 ・・・そんな昔の話をほじくり返すなよぉ。これだから付き合いの長い人間は怖い。オレンジの自転車。欲しくて欲しくて買って。買って5日くらいで撤去されて、面倒くさくて放っておいた自転車。今ごろ海外の子供たちが乗っていることでしょう。「そんでね、わかの自転車も買ってあげようと思って、色を聞きたかったのよ」「いらんで。自転車持ってるから」 冷たい返答。でも、そこが好き。無理に話を逸らして、強引に電話を切った。
切るなり師匠Nさんより着信。慌てて出ると「今、どこや」「ジャスコです!」「そこにいとけ」待つこと2分。自転車で少しいったとこにある喫茶店に入り、今Nさんが手直ししている原稿を見せてもらう。ヘッジファンドとかいう投資の本らしい。読んでゲラゲラ笑う。やっぱり編集の手が入る前の原稿は、すごいおもしろい。なんやこのヘンテコな文章! とか云って、二人でウケまくる。投資から年金の話になり「オリエは年金払ってるん?」と顔を覗き込まれた。「私がそんな先のことまで考えて行動できる女やと思ってはるんですか?」。「そうやなぁ。おまえは50メートル走しか走れないランナーやもんなぁ」・・・ 絶句。「しかもどんくさいんですよね、走り方が」「そうそう、隣のレーンとかによろけて行ったり、途中で尻餅ついたりしてな。最後に一人だけでゴールして拍手喝采浴びるタイプやな」「たった50メートルなのに、走りきったってだけで評価してもらえるんや」 すごい的確な表現だと思って、返す言葉がなかった。私は確かに、そういうタイプだ。
Nさんは仕事があるとかで、すぐにどっか行っちゃったので、一人で散策。あちこち自転車で走り回って、感じの良い本屋さん発見。そこで本を買うと、すごい安い。びっくりしていると「うちは、古本屋やからね」とおじいちゃんに微笑まれた。気付よあたし。
今日は上機嫌。このテンションだと、明日が怖いな。